大阪府国際課 NPOとの協働推進プロジェクト公募事業 「在住外国人とともにつくる安全・安心なまちづくり」事業

トッカビが提案した事業は、「在日ベトナム人の事故防止と医療不安を解消するための事業」です。
八尾市は大阪府内で一番ベトナム人が多く住む町で、トッカビでも子ども会活動を通じてベトナム人と関係の輪を広げてきましたが、その中で在住ベトナム人の 抱える課題と直面しました。例えば、健康保険に加入しているか分からなかった子どもが怪我をした時、加入が確認されたとたん念入りに治療されるといったこ とがありました。たいした怪我でなかったからよかったものの、緊急を要するような怪我の場合には、対応がおくれるのではないかと心配になりました。
 そこでこの事業では、在住ベトナム人が日本の医療について、また事故防止に対してどういう考えをもっているかを把握したうえで啓発パンフレットを作成し、在住ベトナム人のみならず、地域で生活する人たちに配布したいと思っています。
そのために
 ①在住外国人とともにつくる安全・安心のまちづくり講座の開催。 
 ②在住ベトナム人に対するヒアリング調査の実施。
を行っています。

 

「NPOとの協働推進プロジェクト」公募事業とは・・・

 大阪府は、ボランティアやNPOの活動が活発に展開され、府民が積極的に参加する

府政の実現ををめざして、2000年4月に「大阪府NPO活動活性化指針」を策定しました。

今回の事業は、その一環としてNPOから企画案を公募し、事業を委託するものです。
 今回は、「在住外国人とともにつくる安全・安心なまちづくり」をテーマに企画の募集が

ありました。選考されたプロジェクトを企画したNPOは、大阪府と委託契約を結び、特定

非営利活動法人多文化共生センターのサポートを受けながら、その事業を定められた

期間と方法で実施するというものです。


公募事業のテーマ・・・

 日本・大阪で暮らす外国人は年々増えています。大阪でも外国人住民がひった くりの被害

や事故に巻き込まれるケースも発生しています。また、災害発生時においても、言葉や文化

の違いが壁となって迅速な対応が困難な場合が予想されます。このため、大阪府は、府内で

市民活動やボランティア活動等を実施するNPOから、「安全・安心なまちづくり」を目指し、災

害や犯罪被害を防止し、情報 収集や発生時の対応策について、地域住民と在住外国人が

協力して取り組む事業を公募しました。